日産・ルノー、ダイムラーと相互出資で合意 3%程度、7日に発表
ルノー会長を兼務する日産のカルロス・ゴーン社長と、 ダイムラーのディーター・ツェッチェ社長が7日、 ベルギーのブリュッセルで記者会見し、合意内容を発表する。
ルノーは日産に44.3%、日産はルノーに15% を出資している。 新たにルノーと日産がそれぞれダイムラーと株式を持ち合い、 3社による連合をつくる。 3社合計の世界販売台数は2009年で722万台。スズキ・ VW連合の860万台、 トヨタ自動車の781万台に次ぐ規模になる。
3社は技術情報を開示し合うには長期的な関係構築が必要と判断。 株式を持ち合ったうえで事業面の提携を深める。
具体的にはダイムラーが持つ排ガス中の有害物質が少ないディーゼ ルエンジンを日産が調達したり、 日産がダイムラーの電気自動車開発に協力したりすることを検討す る。3社は環境車の開発資金を分担し、世界のリード役を狙う。 さらにダイムラーは小型車に強い日産やルノーと部品を共通化でき れば、小型車事業をてこ入れできると判断したもようだ。
自動車業界は新興国企業の台頭もあり競争が激化している。 3社は合併や買収などによる規模拡大では経営の効率が低下すると 判断、緩やかな連携で個別分野ごとに強みを補完する戦略だ。
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