6日の東京株式市場で、日経平均株価は小幅ながら3日続伸。大引けは前日に比べ49円62銭(0.46%)高の1万0731円45銭と、3日連続で昨年来高値を更新した。2008年10月3日(1万0938円)以来、1年3カ月ぶりの高値。米国での新車販売の増加が支援材料になったトヨタのほか、増資の観測報道があった三井住友FGの大幅続伸で悪材料の出尽くし感が広がり、幅広い銘柄に買いが広がった。東証株価指数(TOPIX)も3日続伸。
外国為替市場で朝方に小高く推移していた円相場が1ドル=92円台前半に押し戻され、輸出関連株が底堅さを取り戻したことも株式相場全般を支えた。ただ、高値更新が続いていることで上値では戻り待ちの売りも見られ、上げ幅は限定的だった。
大引け時点での東証1部の売買高は概算で22億7540万株と、昨年12月16日以来、3週間ぶりの高水準だった。売買代金は前日をわずかに下回る1兆4330億円。東証1部の値上がり銘柄数は全体の67%にあたる1133。値下がりは421、変わらずは126。
アコム、プロミスなど消費者金融株が軒並み買われ、業種別TOPIXで「その他金融業」が上昇率首位だった。みずほFG、三菱UFJが三井住友FGに連れ高し、郵船、商船三井も上昇。三菱商、野村、キヤノンが堅調だった。一方、ホンダと日産自が下げ、ファストリ、ブリヂストンも売られた。GSユアサ、ファナックも軟調。
東証2部株価指数は3日続伸。中央電、トーセイ、沖ウィンテクが上昇。半面、アルコニクス、大黒天、AQインタが下げた。
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