2010/08/02

Secret Paintings by Michelangelo (Buonarroti) (1475-1564)

ミケランジェロ、神の姿に解剖図の「隠し絵」





システィーナ礼拝堂の天井に描かれたフレスコ画の神の姿=ニューロサージェリー誌より
 ルネサンス期のイタリアの芸術家ミケランジェロがバチカン・システィーナ礼拝堂の天井に描いた神の絵に、脳の一部や目の神経系などの解剖図が、一見ではそれとはわからない「隠し絵」として描き込まれていることが、米ジョンズホプキンス大学の研究でわかった。専門誌ニューロサージェリーに掲載された。


 隠し絵がみつかったのは、闇と光を分ける神の絵。同大の脳外科医と医療イラストレーターが、画像をデジタル処理して輪郭などを細かく調べた。その結果、神のあごひげからのどにかけての凹凸が、中脳や延髄などが集まった「脳幹」という脳の中枢部を下から見上げた解剖図と重なった。この不自然な凹凸については、ミケランジェロの意図について専門家の間でも論議があった。


 腹部にも不自然なひだが描かれており、これは、同時期に活躍したダ・ビンチが残した目と視神経の解剖図によく似ているという。
 ミケランジェロやダ・ビンチは人体を描くために遺体の解剖を行い、医学や生物学の高度な知識を持っていた。


 ◆システィーナ礼拝堂=バチカン宮殿にある礼拝堂。15世紀に法王シクストゥス4世によって建てられた。16世紀にミケランジェロが描いた旧約聖書の9場面からなる天井画や、壁画「最後の審判」が有名。







0 件のコメント:

フォロワー

Hello!

Please leave your trace.

Profile

Profile
FM and SM in Macau

自己紹介

自分の写真
MSF Laboratory; http://msflab.blogspot.com/, E-mail: msf.lab@gmail.com