京の夏空 山鉾美し 祇園祭巡行
梅雨明けした青空の下、勇壮に辻回しをする山鉾= |
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京都の夏を彩る祇園祭は17日、最大の見せ場の山鉾(やまほこ) 巡行が行われた。梅雨が明けて広がった青空の下、 織物や刺しゅうなどの装飾品で豪華に飾られた32基の鉾と山が京 都市中心部をゆっくりと進んだ。
午前9時に先頭の長刀(なぎなた)鉾が「エンヤーラヤー」 の掛け声とともに出発。途中、 稚児が四条通に張られたしめ縄を太刀で切った。 ほかの山鉾も祇園囃子(ばやし)を響かせ、 約3キロのコースを続いた。交差点では、 重さ10トンを超える鉾の車輪の下に青竹を敷き、 豪快に方向を変える「辻(つじ)回し」が行われた。
昨年9月に国連教育科学文化機関(ユネスコ) の世界無形文化遺産に登録されて初めての山鉾巡行。 詰めかけた観光客らは1100年を超える伝統の祭りに酔いしれた 。
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