ロンドン株式市場=急反落、ギリシャ・ ポルトガルの格下げ受け債務危機拡大懸念
(カッコ内は前営業日比)FT100種総合株価指数(ロンドン).FTSE 終値 5603.52(‐150.33)前営業日終値 5753.85(+ 30.20)------------------------------ ------------------------------ ------------------ [ロンドン 27日 ロイター] 27日のロンドン株式市場は反落し5カ月超ぶりの大幅な下げとなった。スタンダード・アンド・プアーズ(S&P) によるギリシャとポルトガルの格下げを受けて債務危機拡大懸念が強まり、銀行・ 商品株を中心に売られた。5603.52と、1カ月ぶり安値で引けた。 S&Pはこの日、ギリシャのソブリン格付けを3段階引き下げ、 ジャンク(投機的)等級となる「BBプラス」に、 ポルトガルの長期格付けを2段階引き下げ「Aマイナス」とした。 ロイズはこの日、不良債権の減少で第1・ 四半期が黒字に転換したことを明らかにしたものの、 ソブリン危機をめぐる懸念を受けて市場に対する決算のプラス効果 が打ち消される格好となった。 ドル高や需要見通しの悪化で金属相場が下落し、 鉱山株に売りが出た。カザキミス1・四半期決算で一時項目を除く利益が予想を上回ったものの、 メキシコ湾岸の油田で発生した掘削装置の事故による石油漏れの影響を懸念する見方が広が った。判断を「アンダーウエート」から「ニュートラル」引き上げた。ソシエテ・ジェネラルが投資判断を「ホールド」から「セル」 に引き下げた。
(カッコ内は前営業日比)
FT100種総合株価指数(ロンドン).FTSE
終値 5603.52(‐150.33)
前営業日終値 5753.85(+ 30.20)
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[ロンドン 27日 ロイター] 27日のロンドン株式市場は反落し5カ月超ぶりの
大幅な下げとなった。スタンダード・アンド・プアーズ(S&P) によるギリシャとポル
トガルの格下げを受けて債務危機拡大懸念が強まり、銀行・ 商品株を中心に売られた。
5603.52と、1カ月ぶり安値で引けた。
S&Pはこの日、ギリシャのソブリン格付けを3段階引き下げ、 ジャンク(投機的)等
級となる「BBプラス」に、 ポルトガルの長期格付けを2段階引き下げ「Aマイナス」と
した。
ロイズはこの日、不良債権の減少で第1・ 四半期が黒字に転換したことを明らかにした
ものの、 ソブリン危機をめぐる懸念を受けて市場に対する決算のプラス効果 が打ち消され
る格好となった。
ドル高や需要見通しの悪化で金属相場が下落し、 鉱山株に売りが出た。カザキミス
1・四半期決算で一時項目を除く利益が予想を上回ったものの、 メキシコ湾岸の油田で発
生した掘削装置の事故による石油漏れの影響を懸念する見方が広が った。
判断を「アンダーウエート」から「ニュートラル」引き上げた。
ソシエテ・ジェネラルが投資判断を「ホールド」から「セル」 に引き下げた。
ギリシャ格付けをジャンク等級の「BBプラス」に引き下げ=S& P
[ニューヨーク 27日 ロイター] 格付け会社スタンダード&プアーズ(S&P)は27日、 ギリシャのソブリン格付けを3ノッチ引き下げ、ジャンク( 投機的)等級となる「BBプラス」とした。 高水準の債務問題に対処していくために必要な改革実施能力への懸 念を理由に挙げた。
アウトルックは「ネガティブ」で、 一段の格下げの可能性を示した。
S&Pは声明で、今回の格下げについて「 ギリシャ政府が財政赤字を持続的な水準に引き下げる上で直面する 政治、経済および財政的な課題を見直した結果」 を反映したと説明した。
ポルトガルの長期格付け「Aマイナス」に引き下げ、 見通しネガティブ=S&P
[ニューヨーク 27日 ロイター] 格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は27日、 ポルトガルの長期格付けを「Aプラス」から「Aマイナス」 に2段階に引き下げた。同国の弱い経済見通しを踏まえ、 高水準の債務に対処していく能力への懸念を理由に挙げた。
同国の短期格付けも「A─1」から「A─2」引き下げた。
見通しはネガティブとしている。
S&Pは今回の格下げについて「 ポルトガルが直面している財政リスクが高まっているという見方を 反映した」と指摘。「経済成長の基本シナリオを見直した結果、 見通し期間の2013年までの間、 ポルトガル政府は比較的高水準の債務比率を安定化させる上で困難 に直面する可能性があると予想する」とした。
ポルトガル国債CDSスプレットが過去最高、ラトビア超える
[ロンドン 27日 ロイター] 27日の欧州クレジット・デフォルト・スワップ(CDS) 市場で、 ポルトガル国債の保証コストがラトビア国債の保証料を超えて上昇 し、過去最高水準をつけた。 ポルトガルの債務問題をめぐる懸念が高まっている。
CMAデータビジョンによると、 ポルトガル国債の5年物CDSスプレッドは30ベーシスポイント (bp)超拡大し349bpをつけた。
CDSスプレッド1bpは、 債務1000万ユーロに対する保証料1000ユーロに相当する。
ラトビアは2009年、国際通貨基金(IMF) による支援を余儀なくされた。CMAデータビジョンによると、 CDSスプレッドは336.7bp。
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