2010/03/14

FUTURE24 Weekly Version


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◇貴金属=今週の動きと来週のポイント 


<金>
今週の東京金は上伸して始まった後、利食い売りが膨らみやや水準を切り下げる形での越週となった。
来週は16日の欧州連合(EU)財務相理事会と米連邦公開市場委員会(FOMC)が注目材料。ユーロの戻りと円安・ドル高基調の流れが継続するような結果となれば、東京金は強含むであろう。ギリシャ問題はピークアウトし、出口戦略に向けた米金融政策の大幅な転換はあり得ないとみられるだけに買い方有利といえるのかもしれない。ただ、中国など新興国を中心とした世界的な利上げ観測がくすぶる中、金利を生まない金投資への魅力が低下するようだと地合いを軟化させることになる。過度の上昇期待は禁物だろう。来週の先限予想中心レンジは3150円~3380円。


<白金>
今週の東京白金は続伸。3月に入り発表された各種経済指標が景気回復への期待感を強める内容であったこと、特に中国や米国、インドの自動車販売台数の増加傾向をみた投資家筋の買いが支援材料となった。また、南アフリカ共和国通貨ランドが対ドルで上昇しているが、同国内の採掘はランド建てで行われているため、相対的な割安感からドル建て白金現物も上伸し、1月中旬以来約2ヶ月ぶりに1600ドル台を回復、東京市場先限も4600円台をつけて越週した。
来週は、1月20日高値4822円を試す上伸になると予想される。ただ、5000円の節目を上抜くには新規の支援材料が必要になると見られ、欧州連合(EU)財務相会合や米連邦公開市場委員会(FOMC)の内容が注目される。来週の先限ベースの予想中心レンジは4600円~5000円。


上記の相場見通しは金曜日夕方時点に作成されたものです。




◇来週の主要発表予定 
・ 3月15日(月)  * 米国市場が夏時間に移行(取引時間が冬時間より1時間繰り上げ)
            * 3月のニューヨーク連銀景況指数(22.00の予想、前月は24.91)
            * 2月の米鉱工業生産指数(0.1%の上昇予想、前月は0.9%上昇)
            * 2月の米設備稼働率(72.6%の予想、前月は72.6%)
・ 3月16日(火)  * 2月の米住宅着工件数(58万戸の予想、前月は59.1万戸)
            * 米連邦公開市場委員会(FOMC)
・ 3月17日(水)  * 日銀政策委員会・金融政策決定会合
            * 2月の米卸売物価指数(0.2%の下落予想、前月は1.4%上昇)
            * 同コア指数(0.1%の上昇予想、前月は0.3%上昇)
・ 3月18日(木)  * 2月の米消費者物価指数(0.1%の上昇予想、前月は0.2%上昇)
            * 同コア指数(0.1%の上昇予想、前月は0.1%下落)
            * 3月のフィラデルフィア連銀景況指数(18.0の予想、前月は17.6)
            * 2月の米景気先行指数(0.2%の上昇予想、前月は0.5%上昇)

(注)上記の予定は予告なく変更される事があります。

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